◆「がんばろう」締め
- 解釈：それは、労働組合関係者だけの合言葉であった。
- Literal："Let's do our best" completion.
- Interpretation：It was a password only for people concerned with labor union.
- Category：My saying
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私は昭和30年代頃（1960年〜あたり）、総評系のある労働組合全国組織の分会（末端組織）の組合役員（二十代前半まで）を務めていた。
その頃、「がんばろう」と言う労働歌が盛んに歌われていた。
「歌詞：がんばろう 突き上げる空に くろがねの男の こぶしがある もえあがる女の こぶしがある 闘いはここから 闘いは今から」
労働組合の集会や会議などでは、この労働歌は決まって歌われた。そして催しの最後に、左手を腰に当て、右手を握って力強く頭上に突き上げ、「がんばろう」と声高らかに叫んで締めたのであった。会場はいやがうえにも盛り上がり、その熱気を胸に抱いて、職場なり、自宅なりへと帰って行った。
私の記憶では、労働組合関係の催し以外ではこの「がんばろう締め」は、行われなかったと思う。「がんばろう締め」は、労働組合関係者だけの合言葉であった……。
ところが、平成に入った頃からでしょうか、今度はいろいろな催しのとき、気勢を促すために盛んに「がんばろう締め」が用いられるようになった。今では、さして違和感を感じなくなった……。