◆84寒干し大根ア、寒中に、大根を切って煮、流水に漬けて、天日で乾かして作る。 (1) 大根を長さ8〜10�僉�太さ5�兮崚戮稜鏤厂收擇蠅棒擇辰董�大鍋で煮る。 (2) 煮えた大根の匂いを取り去るために、冷たい流水に何日か浸ける。 (3) 稲ワラで大根を一個ずつ挟んで、数個を結わえた「つら（連）」を作る。 (4) 軒下などに吊るして、凍らす。 (5) 後は、自然な状態でカサカサに乾燥させる。 (6) 乾燥したまま、又は水で戻して、適宜の大きさに切る。 イ、この寒干し大根を味噌出汁（必要により醤油も加える）仕立てで、馬肉･身欠ニシン･メヌケなどと煮込んで、いただく。 昔は、薪炭林などは、山野を区分して数十年周期で伐採し、循環的に利用してきた。いわやる「里山」である。 一方、終戦後は、爆撃で焼け野原になった東京などの大都市では、住宅など建造物復興のために莫大な木材を消費した。木材は、東北地方などでは、主として国有林の木材が大量に供給された。そのよう伐採跡地には、スギやカラマツが植栽された。 里山や伐採地には、太陽の恵みを受けて、灌木や幼齢林などが繁茂し、野兎（やと）の格好の餌場であった。そのため、野兎狩りは、山村の年中行事であった。 野兎の肉は、脂は少なく、そんなに美味しい訳ではないが、寒干しとは相性が良かった。冬、各家庭では、軒下に皮を剥いた野兎を吊るしておき、来客があれば、何時でも料理して食べさせてくれた。 ◇fb H250324 寒干し料理 ◇寒・寒干しづくり ◇原風景 |