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◆02 平等のこと 世界宗教（＝聖典宗教）には平等の概念は存在しない 世界宗教は、人類の平等を謳っていない、何故なら、聖職者達（預言者・宗教指導者・伝道者・祭司など）を一般信者達よりも、当然に上位の階層に位置させなければならないからである。 キリスト教徒と、ユダヤ教の真逆の違いは、キリスト教でのプロテスト（抗議）にある。イエスがラビ（ユダヤ教の宗教指導者）でありながら、ユダヤ教内のパリサイ派（厳格な律法学者）の硬直性に強くプロテスト（抗議）した廉で処刑された。このこと以来、キリスト教徒とユダヤ教徒とはいわゆる敵対関係にある。以来ユダヤ教徒（ユダヤ民族）は、ことあるごとにキリスト教徒に迫害され続け、世界各地へ離散して行った。当然ユダヤ民族は、国家を持っていない。曲がりなりにもイスラエル国を建国したが、依然不安定な状況下にある。 さて、ユダヤ教に対するプロテスト（抗議）が如何に激しく行われたとしても、キリスト教には、平等は生まれなかった。 また、したがって、キリスト教に怨念を持つユダヤ教であってもユダヤ教には、平等の概念は存在しません。存在してはいけません。 キリスト教を兄貴分として立教されたイスラム教においても、然りである。 仏教においても然りである。一般成仏者は仏陀を越えられません。当然のことです。 神道（しんとう）などでは、天皇など神々を象徴化することで、平等の概念は尊いこととされる。例えば、嫁は姑になる。昼はやがて夜になる。野球にはウラオモテがあり、その都度平等の機会が訪れる。 ⇒「霊魂よ、どこへ行く」時処位・時処位の体現・ウラオモテと時処位 思うに、何故なら、キリスト教において、もしプロテスタントが【体制派（世界制覇）】を遂げたとしたときには、【体制派】は後進のプロテスタントのプロテストにより瓦解崩壊することは容易に推測出来る。 ⇒平等は、死ぬことで達成される、死をもって全ての人々は平等になる ◇神の前に平等 It's equal in front of God. 聖書（キリスト教）の言う「神の前に平等」とは、「神を信じれば、誰でも（平等に）救われる」という平等である。神は「人々（信者）を分け隔てなく（平等に）扱う」と言うことである。 ⇒神の前に平等 ◇日本仏教 しかし、下図をご覧下さい、登場している仏陀や仏僧たちは整然と階層に区分されている。自由の範囲も、ごく狭い、人々は、死後も平等ではなく不自由で制約された空間にひしめいている。霊魂はどこを彷徨っているのだろうか。 涅槃図  阿弥陀浄土図  浄土図  阿弥陀浄土図:http://abc0120.net/wiki/doc-view-9113.html : 法華経三部経現代語訳（パブー）http://p.booklog.jp/book/21562参照 ◆YouTube 再生リスト 日本人でも、物申すことがある。 |