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◆理性よりも感情が優先する グループ内の人数が多くなればなるほど、感情よりも理性が優勢になる。しかし、グループ内の人数が少なくなればなるほど理性よりも感情が優先する。 「本当のことを言うやつは、首を切られる。」「おまえが望んでいることを隠せ。そうすれば成功する。」「尾を振る犬は、叩かれず」 ◆グループの倫理観と社会の規範 ところで、グループ内では、異見を唱える人は敬遠される。村八分にされる。 そのため、異見を持っている人は、グループの倫理観に沿う形で、自己の意思を歩み寄らせて、グループの多数派に組する。大方のグループ・家庭・社会・国家は、異見者の歩み寄りによって、合意が形成され、円滑な運営が図られることが多い。 即ち、少人数（感情主導）から、大人数（理性主導）へと推移する。理性主導には、「あるべき姿」としての理想論をも加味されるので、現実離れしたものへと変容する傾向にある。 したがって、グループ内での倫理観と、社会のパラダイム（枠組み）としての「規範」とは、だんだん乖離することとなる。 この乖離の隙間を埋める形で、いじめが登場するのではないだろうか。 私達はそれぞれ、このことをしっかりと理解した上で、My action プログラムを実践してほしいものである。 |