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35鏡の中 （OFF LINE） 神社へ参拝に訪れると、社殿の正面に神鏡（しんきょう）が置かれている。神社によっては、神鏡をご神体として祀っている。と云うことは、神鏡そのものは、神様と云うことになる。それほど、神社では、鏡と云うものを特別な物（神具）として取り扱っている。神鏡に写し出される「形象（姿）」は自分自身であるが、実は当該神社のご祭神そのものであるかもしれない。 鏡の中をよく観察してみると、写し出される自分自身の中又は背後には、神様が存在しているのではないだろうか。 神道では、神とは、自分自身そのものなのかも知れない。このことは、決して幻想ではない……。 ◇自分を律するものは |